YAMAHA DT230  1999.7-

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DT230LANZA:それはDT200WRからの新化では無い。そう感じました。DT−WRはエンデューロレースなどにターゲットを振ったタイプでしたが、これは林道や公道エンデューロ、けものみちまでターゲットの中に入れているようです。エンジンは間違い無くWRより良さそうです。でもレースレベルでみるとサスに不満がでるのでしょうか。バイクのデザインはたいてい初期型がもっとも良いものですが、これに限ってはあまり気に入るものではありませんでした。DT−WRは車体が大きいのに排気量が200ccなので、低速トルクが細く感じられ250ccフルサイズへの期待が大きかったのでLANZAが発売されるとかなりとまどいました。DT250Mからずっと[DT]を乗り継いできた私が素直に乗りかえられない[DT]だったのです。待っていたのはCRMやRMXに対抗できるDT250WRだったのです。せめてDT230WRとして発売してくれたら、それが私の当初の感想でした。
 2ストエンジンが排ガス規制のため消えて行く、その話は私には唐突なものでした。排ガス規制、それは正しいことです。でも2ストの存在、可能性をすべて急に消し去られることに痛みを感じます。
 バイクは1993にセローを買ってからずっとそのまま乗り継いでいました。ただ、その間に車の買い替えやパソコン、カメラ機材の購入などにボーナスを使いこんでいましたのでしばらくボーナスを貯金にまわすという事がおろそかになっていました。少しは考えなくちゃ、と思っていたらこの問題です。いくつか引き取って保護したい2ストバイクがあるのですが、そんなわけで1台だけでも何とかしよう、ということに決めました。CRM250AR,RMX250S、LANZAの中から1台だけ選ばなくてはなりません。RMXが好きでした。250ccフルサイズエンジンなのにDT−WRよりもスリムな車体。楽して勝てそうなCRMにも迷いましたが、勝つことよりも楽しい(難しい)部分のあるバイクが好きです。数ヶ月悩んでいましたが、ふっと踏ん切りがついてセローと入れ替えでLANZAを入手する事にしました。私にはDT200WRがあり、RMXを手に入れるにしてもそれは手放せません。たくさん有っても面倒見きれませんからセローは手放します。なら、セローの代りもできるLANZAが良いのかな。
 セローを整備しました。ノーマルパーツに戻したり、一度も使わずしまってあったキャリアを取り付けたり、磨いたり、給油したり・・・。ずっと先、LANZAが維持できなくなったときにまたこのセローの後継機種に乗るのだろう。MOTO−MAXに乗っていきました。商売の下手な社長に預けました。LANZAの青を注文しました。YAMAHAに確認すると納車は1999・7月末だそうです。チームシルベスタの夏のクラブレース(ミーティング)には間に合わないかもしれない。お盆の休みは、今年は大きな仕事がぶつけられそうなので休めないかもしれない。でも最後の[DT]となるかもしれないLANZAとは長い付合いとなりそう、慌てず待ちましょう。
1999・6上
                   
  1999.
7月18日、受け取ってきました。
990801 早速サイレンサーをR&R−RSV2に交換。純正アンダーガード、ブラッシュガードは取りつけ済み。タンデムステップ・ベルトを外す
 990918、クラブのコースにほんの少しだけ行って来ました。で、やはりコースではサスの性能差が出てしまいます。大きなジャンプやギャップでの差ではなくむしろ細かい路面の荒れ・石・ギャップの方が気になります。DTWRならそんなところはサスで充分吸収してくれているのでなにも関係無いのですが、ランツァのサス性能だとしっかりその存在を認識させてくれます。ギアもノーマルなため4連ギャップ(ウオッシュボード)では1速しか使えず、おまけにWRと僅か最低地上高が15mmしか違わないのにおなかをすってしまう。ギアが合わないが、エンジンのフィールそのものは軽い。コーナーは良く曲がるが、タイヤがノーマルだしまだ慣れない。ハンドルバーの感触が硬く感じられて、どうも落ち着かない。もう少し高いハンドルに変更してフロントアップのコントロールを良くしたい。
 アスファルト上では、アクセルを開けて加速していくと「おっ来た来た」から「来たー」でその次が「もっと行けー」となることを期待してましたが「もっと行けー」は有りませんでした。下がスムーズなのでそう感じてしまうのでしょうか。
 アタックルートでは意外と粘ることと、極低速から半クラ使って出ようと思うときに回転がアクセルに対しワンテンポ遅れる感じがします。林道ではやはりサスのことはあるものの走りやすいですね。2ストセローのつもりで買ったのですが、まさに良く走るセロー以上のものではない、という感想です、ちょっと後悔。
 でも、こいつにDTWRのサスを組み込んでやったとしても、コースでは良くなるだろうけど他の部分はつまらなくなるような気がします。2ストセローとして買ったのに、それ以上を求めてはいけない。あれもこれも100点のバイクなんて無いし、ひとつの方向に振られたDTWRがコースで良いのは当たり前。あれもこれも60点のセローからあれもこれも80点のランツァにして良かったと思わなくちゃ。
 991211:どうも採点が辛くなってしまいます。タイヤはピレリMT21に変更しました。林道では楽しいです。でもけものみちではセローの方が「(良いのではなく)楽」ですね。助走の無いヒルクライムでセローよりも登れなかった。フロントスプロケを1T落としてあります。
 
ハンドルバーをラリーロズラーレプリカにしました。ノーマルとほぼ同じ形状だそうで。どうなんでしょうねー、はやく乗ってみたいものです。991219。
 冬です。珍しくランツァに乗ろうとセルを回すと、ありゃりゃなんか情けない音がしてかからない。充電しても翌日には同じ状態。ずーーーっとほったらかしてあったスクーターJOGのバッテリーを外して、取り付けてみた。ランツァは目覚めた。なんだろうか、このバッテリー。セローWも乗らない時期が長かったが、バッテリートラブルは一度も無かった。ひとまずMOTO−MAXへ様子を見てもらうようバッテリーだけ置いてきました。2000.02.11
 MOTO-MAXで再充電されて様子を見ていたバッテリーは、結局駄目で交換される予定です。JOGを廃車したのでそのバッテリーを仮取り付けしました。
 3/19いつものテストコースへ出かけました。ステアケースで迷って倒す。今まで登れなかったヒルクライムをクリヤ。で、その先の切り返しのきつい登りでエンスト転倒。バイクは谷側に倒れた。ひーひー言って起こしたら、なんとシートに親指大の穴が開いている。木の枝にやられてしまった。その先は助走の無いヒルクライムでとても上れそうも無いので帰還。帰宅後のオドメーターは1138kmであった。シート悲しい・・・。
車名・形式:ヤマハ4TP(4TP2) 水冷2サイクルクランク室 リードバルブ フロントサス    mm
発売日:   年 月 日 単気筒・224cc YPVS/YEIS リア リンクモノクロス mm
L2140xW800xH1200 40ps/8500rpm タンク容量 11L
乾燥 114kg 車体重量130kg 3.7kg/7500rpm F 3.00-21-51P
前後油圧ディスクブレーキ リターン式 6段 R 4.60-18-63P

2001.4

現在、ハンドルはステルス・小池田選手レプリカに変更。
Fブレーキラインをステン・メッシュに変更。
その後スーパーバイカーズ仕様や3ET(DT200R)サス流用など、あり。
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